言語聴覚士のひとりごとBlog

「学生さんや新人さんが理解しやすいように」を目標に、失語症・高次脳機能障害やST業務、書籍や文献の紹介など書いていきます。

失語症におけるタイプ分類の意義③【失語症のきほん】

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では、今回で最終回にしたいとおもいます。

 

 

運動性失語と感覚性失語について

この分類、よく聞きますよね。これは医師が初診で診察する際に、大まかな特徴を把握するためには有用で、私も主治医に症状を説明するときには使うこともあります。

 

ただ、訓練をおこなうSTが日常的に使う用語ではないと思っています。

 

その理由は、失語タイプを「運動性」と「感覚性」に分類したとして、個別症状の重症度が違うことによって全体像が変わるにも関わらず「運動性」とおおざっぱに言われたら、人によってイメージが変わりすぎると思いませんか?

 

前回、共通認識をもつためには重要だと言いましたが、これでは難しいですよね…

  

以上の理由から、せめてST同士で話す時くらいは「◯◯の障害が強くでている(または優位な)ブローカ失語くらいに伝える癖をつけても良いのかな、と私自身は感じていました。

 

これは完全に個人的な意見ですので、賛否両論あって当然だと思います。

 

そして、誰と話すのかによって、上手く用語を使い分けるのってちゃんとわかっていないと出来ないことなので、きちんと理解していないといけないですね!

 

まとめ

1.失語症タイプ分類は「訓練や支援に繋げるために」実施するとわかりが良い

 

2.ただ単純に、患者さんのタイプ分類ばかりで悩んでも、患者さんの支援にはなりません。

 

3.個人的に「運動性」と「感覚性」はあまりに個々の症例でイメージに差が現れるので私は好きでないです(笑)でも誰と話すかによって使い分けるのが大事だと思います^_^

 

失語症タイプについては最後になります。分かりにくい部分などがあれば、お気軽にコメントをいただけたらと思います。

 

読んでいただきありがとうございました。