言語聴覚士のひとりごと-STブログ-

「学生さんや新人さんが理解しやすいように」を目標に、失語症・高次脳機能障害やST業務、書籍や文献の紹介など書いていきます。

復唱障害の考え方①【失語症のきほん】

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皆さん、失語症の患者さんを担当すると、おそらく必ずと言って良いほど、復唱をしますよね?訓練に取り入れているSTさんも、多いのではないでしょうか? なぜ「復唱課題」をおこなうのかについて、2回に分けてお話したいと思います。

 

 

復唱とは?

復唱とは「聴いた言葉をを(そのまま)繰り返す」ことです。コールセンターのオペレーターでも「番号を復唱しますね」といって繰り返して確認する場面がありますよね。それと同じです。 

 

復唱の意義について

失語症では、復唱障害の「あり」「なし」というのはタイプ分類をおこなう上で非常に重要です。

 

なにせ古典的失語症分類では、

復唱障害がある失語:ブローカ失語ウェルニッケ失語、伝導失語、(全失語)

復唱障害がない失語:超皮質性失語、健忘失語

こんな風に、はっきり分かれるんです。

 

タイプ分類に必要…それだけ?と思ったかたもいるかもしれませんね(笑)タイプ分類の意義については、以前お話ししたことがあるので、そちらを参考にしてくださいね。

  

www.st-hitorigoto.com

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さて、復唱とはタイプ分類で使うだけで、ほんとに重要なのか?そんなことはありません。すっっっっごく!大事です(笑)復唱障害が「ない」=「復唱が良好」な場合の解釈については、おそらく悩まないんじゃないかな?と思います。でも復唱が良好ってすごいんですよ!

 

例えばSLTAの文の復唱だと、

「6文節文の把持」

「呈示された語の音声入力」

「復唱すべき文の構音」

などの1個でも障害があれば、正答にならないです!失語症に限らずですが、出来ないことだけでなく「出来ること」に目を向ける視点がとても重要です。

  

さて、問題は「復唱障害あり」となった時です。これをどのように解釈すれば良いのでしょうか?

 

については、次回お話ししたいと思います(笑)1つのブログが長すぎると疲れるかと思うので…よければ、また読んでくださいね😁