言語聴覚士のひとりごとBlog

「学生さんや新人さんが理解しやすいように」を目標に、失語症・高次脳機能障害やST業務、書籍や文献の紹介など書いていきます。

失語症・高次脳機能障害領域の関連学会②:日本神経心理学会

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はじめに

日本高次脳機能障害学会を紹介してから、しばらく経ってしまいましたが、第二弾といきたいと思います!

 

今度は日本神経心理学会です。STでも、入会されている人はあまり多くないかもしれないですね。

 

日本高次脳機能障害学会と同様に歴史のある学会ですが、規模はだいぶ差があります。

 

ですが、神経心理学にのめり込みたい!ハマった!という人にはとても面白い学会です。

 

何より学会のシンポジウムを基にした総説論文が面白いテーマのものが多いですし、過去の論文でも日本の神経心理学分野で重要な論文も、たくさんあります^_^

  

学会の概要

http://www.neuropsychology.gr.jp/

あまり私も詳しい歴史はわからないのですが、昔は日本失語症学会(今の高次脳機能障害学会)が失語症メインの学会で、神経心理学会は失語症以外も幅広く扱うみたいな話しを噂で聞いたことがあります。ただ、今はさほど関係なくどちらの学会でも高次脳機能障害を全般的に扱っているかと思います。 

 

高次脳機能障害学会との違いは…うーん、規模が小さいくらいでしょうかね(笑)

 

雰囲気はどんな感じ?

高次脳機能障害学会と同様に、STだけでなく医師や心理士、リハ職が集まる学会です。高次脳機能障害学会より規模が小さい分、重鎮の先生同士でのディスカッションもとても多いです。質疑も、多少の時間オーバーもあるなかで議論が進み、当然レベルも高いです。

 

STになりたての方には、難しい内容が多いかもしれませんね。実際に一通りの高次脳機能について勉強したり患者さんを経験したりされた後だと、重鎮の先生方のやり取りを興味深く聞くことができると思います。

 

あとは、教育講演やシンポジウムが充実しています!わかりやすくまとめてくださっているので、経験年数が浅いセラピストでもわかる内容から、最新の知見まで触れることが出来ます。

 

そして何と言ってもシンポジウムが面白いです。研究者達が最新の知見や自身の主張をしたうえで、ディスカッションが繰り広げられるので…時にはバトルすることなんかもあります…笑 

 

これを楽しいと思えるかはその人次第です(笑)

  

学会に入る価値は?

 正直にいって、経験年数の若いセラピストがこの学会に入っても難しいかな?と思います。

 

そして基本的には、失語・高次脳機能障害領域の関連学会として第一選択は日本高次脳機能障害学会だと思います。

 

ただ神経心理学高次脳機能障害学を専門にしたい!というセラピストの方は、ぜひこの日本の最先端のディスカッションを体感されるのも良いのかなと思います^^

 

私が少し前に紹介したブログで「流暢/非流暢」について少しお話ししましたが、実は2017年の神経心理学会で「流暢性の失語症学」としてシンポジウムになっています。

 

私は参加していませんでしたが、シンポジウムの内容が翌年に論文として公開されます。

 

もちろん雑誌として届いて読めるのが1番みるなーと思いますが、何と最近J-STAGEでフリーダウンロードできるようになりました。

 

ただし、公開から1年経った論文が対象となっています。以下にリンクを貼付けておくので、興味のある論文をぜひ読んでみましょう!

www.jstage.jst.go.jp

まとめ 

先ほども言いましたが、私としてはSTが入る関連学会としては、まず日本高次脳機能障害学会が望ましいと思っています。

 

普段、失語症高次脳機能障害について色々と考えている私も「マニアックだな〜」と感じる発表も多い印象です笑。

 

ただ、この領域を専門にご発表や研究をする方にとっては、神経心理学という学問を深く知ることの出来る良い学会だと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!