言語聴覚士のひとりごと-STブログ-

「学生さんや新人さんが理解しやすいように」を目標に、失語症・高次脳機能障害やST業務、書籍や文献の紹介など書いていきます。

拒否のある患者さんへの対応【質問箱の回答】

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拒否のある患者さんにどのように対応していくのが良いのかというご質問をいただきましたので、回答したいと思います。

 

拒否のあるかたへの対応は難しいですよね〜。

 

新人STさんは拒否する患者さんに出会うことも増えてくるかもしれませんね。私も未だに試行錯誤していくしかないと思っています。

 

ご質問にあった「テレビ」「お話し」などで誘うのは私も試すと思います。

 

最初は色んなことを試していくのですが、やみくもに試しても効率が悪いですし、専門職ですので何かしらの意図が欲しいですよね(笑)←ここはちょっとプライドも…笑

 

どうして拒否するんでしょうね?認知機能が低下していても拒否しない患者さんはいっぱいいるので、それだけが直接的な要因ではないと思います。

 

例えば、

・ベッドから離れるのが嫌だ

・リハビリが嫌だ

・そもそも体調的に身体が怖い

・病院にいる感覚がない

 

まだまだ、沢山原因となり得ることがあるかもしれませんね。

 

大事なのは、上記のような原因を探ることと、出来ること(この場合は拒否しないこと)を探すことだと思います。

 

ご質問のケースだと、PTさんが強引にいけばいけるというのであれば、実際にPTさんに見せてもらってください。(あまりに無理矢理はどうかと思いますが…笑)

 

あとは、看護師さんならベッドから出て来れる方も居ますし、食事の時は良いなんてこともありました。リハビリ時間だけでなく、病棟での生活場面などもよく観察していたら色んなことがみえてきますよ^^

 

あとは、リハビリの目的が「リハビリにいくこと」になってしまわないように気をつけたいですね。その方の今後の生活をコーディネートできるよう、関わりたい所ですね。

 

他療法や他職種の方ともコミュニケーションを取って、その方の今後の生活に何が必要なのかを考えてきましょう!

 

その上でも難しいことはあります。そのときは、ご質問者さんが責任を感じる必要性はないと思いますし、それも大事な評価となります。

 

余談ですが、STって心理検査をすること多いと思うんですが、患者さんはそれを拒むケースも多いです。

 

「言語」聴覚士なので、言語なんて問題ないのに…!ということも多いです。

 

そのときも、「評価者・訓練者」というよりはあくまであなたの「支援者」だということを伝える(または感じてもらう)のが大事だと思います。

 

拒否の方と接することは、臨床家なら必ずあります。私も悩むことは多々あります。

 

でも、少し広い視野を持ってみると、案外みえなかったこともあるかもしれませんよ?というのが私がいつも意識していることであり、ご質問者さんに伝えたいことでもあります。

 

お答えになったでしょうか?笑

良い案があれば、みなさん教えてくださいね!

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その後、とてもすばらしいコメントをいただきました^^

 

まさにその通りです!

私も、ご家族に情報を貰ったり協力していただいてうまくいったケースがあったのを思い出しました。

 

るどるふさん(@Rudolph_yuk)ありがとうございます!!