言語聴覚士のひとりごと-STブログ-

「学生さんや新人さんが理解しやすいように」を目標に、失語症・高次脳機能障害やST業務、書籍や文献の紹介など書いていきます。

失語症・構音障害・発語失行の違いについて

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はじめに

 

Twitterにて、このようなツイートを見かけました。

 

この問題、なかなか難しいです。

 

というのも、それぞれの特徴を述べることをしても「違い」を言うことにはならないからです。

 

WAISの「類似」みたいなもんですよね。2つの共通点を言うと正答になりますが、それぞれの特徴を述べることでは正解にはなりません。

 

そう考えると、各症候の「違い」をはっきり述べることをもとめているのかな?と思いました。

 

しかも、文字数制限があるので「◯◯障害によって生じる」とかはほぼ書けない気がしました。

 

言語の情報処理過程における失語症・構音障害・発語失行の位置付けについて、簡単に紹介します。

 

  意味システム

    ⇩・・・・・・喚語障害(語性錯語、音韻性錯語)

  音韻出力辞書

    ⇩

構音運動プログラミング・・・・・・発語失行(アナルトリー、失構音)

    ⇩

   構 音・・・・・・ディサースリア(運動障害性構音障害)

 

このように捉えられます。

 

一般的には、発語失行と構音障害は、構音の運動障害なので言語機能の障害とは考えません。つまり、ここが失語症との違いになります。

 

詳しくは、またの機会にしますね(笑)

 

少しだけ失語症による音韻性錯語と発語失行の違いについて記事を書いたことがあるので、もしよかったら参考にしてください。

www.st-hitorigoto.com

 

 

私が考えた回答

考えてみたのですが、私は以下のように回答を作成してみました。

 

「言語機能の障害は失語症のみの特徴である。ディサースリアは発声発語器官の運動障害に起因し、発語失行は背景となる運動障害を呈していないことが相違点である。」

(75文字)

  

70文字「程度」だったので、少しオーバーしても大丈夫かな?と思いました。笑

 

これで出したら正答になるんだろうか…深読みしすぎて実は構音運動プログラミングとかの話を言った方が良いのかもしれないですしね(笑)

 

おわりに

いかがでしょうか?皆さんなら、どのように答えますか?笑

働いてから、テストの問題などをみるとおもしろいですね^^

 

そして都内大学の高次脳機能障害の先生、誰か気になりますね(笑)有名な先生に違いない…

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!